500号目前の今週も、見どころ満載!
小林よしのりライジング Vol.499
配信です!
今週号のタイトルは
「古代の『斎王』と伊勢神宮『祭主』のこと」
トップは
「泉美木蘭のトンデモ見聞録」
この春、ご卒業・ご就職で毎日のようにニュースになっている愛子さま。
先月26日には三重県をご訪問、伊勢神宮を参拝され、翌27日には同県明和町の「斎宮歴史博物館」をご覧になった。
同館は飛鳥時代から南北朝時代、天皇に代わって伊勢神宮に仕えた「斎王」の資料を集めたもので、斎王は天皇の代替わりごとに未婚の皇女が選ばれたという。
愛子さまが斎宮に関心をお持ちということから、「将来的に、愛子さまが伊勢神宮の祭主になられるかも」という声も聞かれるが、そもそも古代の「斎王」と、現在も続く「祭主」は全く違う。
それが混同されて「伊勢神宮の祭主は、結婚して民間に下った天皇陛下の娘さんがなるもの」という思い込みが流通しているが、これは全く違う。
竹田恒泰に至っては「伊勢神宮の祭主は、歴代天皇の娘が務める伝統が続いている」と言ったが、これは完全なデマで、そこには男系派の思惑が感じられる。
所かまわず湧いて出る、男系カルトのデマを一掃しよう!
ゴーマニズム宣言は
「鳥山明の最大の功績とは何か?」
先週に続いて、3月1日に68歳でなくなった漫画家・鳥山明氏を追悼し、その論評を掲載。
漫画史における鳥山明の最大の功績とはなにか?
そして、作家としての鳥山明の客観的評価とは?
論点は鳥山明個人に留まらず、氏が活躍した時代性、漫画業界の状況など多岐に及ぶ、総合的な漫画論にまで広がっていく。
これこそ小林よしのりにしか書けない、漫画家による漫画家評!
【今週のお知らせ】
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…愛子さまがおひとりで伊勢神宮を参拝された。このニュースでは、斎宮にご興味を持たれたことと合わせて、「将来的に、愛子さまが伊勢神宮の祭主になられるかも」という希望の声が語られていた。
現在の祭主は上皇ご夫妻の長女・黒田清子さん、その前の祭主は昭和天皇の四女・池田厚子さんだが、それを以て、なんとなく「伊勢神宮の祭主は、結婚して民間に下った天皇陛下の娘さんがなるもの」という思い込みがあるのではないか?事実、男系カルトの竹田恒泰は「伊勢神宮の祭主は、歴代天皇の娘が務める伝統が続いている」と述べ、黒田清子さんの次は愛子さまだと書いていたことがあった。
しかし、この「神宮の祭主は歴代天皇の娘が務める伝統」という竹田の言は、真っ赤なウソである!!
※「ゴーマニズム宣言」
…今回も鳥山明評の続きである。
手塚治虫、大友克洋、藤子・F・不二雄、横山光輝、「劇画」、そして『ONE PIECE』等々、漫画の歴史を振り返りつつ、鳥山明の功績は何だったのか?を分析する。
鳥山明が漫画家として本当に「描きたかったもの」とは何だったのか?
漫画家の画力やデザインセンス、テーマやアイデア、オリジナリティとは何か?
そして、漫画家と編集者や読者との関係性、商売主義にまで目を向けた追悼文である。
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…大谷選手が万が一クロだったら、マスコミは手のひらを返してキャンセルするの?
「男性の性被害」についてどう考える?
大相撲の宮城野部屋が弟子の暴行で閉鎖した件は、元白鵬に対するキャンセルカルチャー?
そもそもLGBTの人達は「弱者」なのか?
小林製薬の「紅麹」サプリの問題をどう思う?
若者の性欲低下、精子減少の原因は何?
宝塚歌劇団の劇団員死亡事件で、歌劇団側が上級生のパワハラを認めて遺族に謝罪した件について、どう見ている?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第322回
「古代の『斎王』と伊勢神宮『祭主』のこと」
2. ゴーマニズム宣言・第528回
「鳥山明の最大の功績とは何か?」
3. しゃべらせてクリ!・第454回
「アイドル貸し切りステージに大興奮ぶぁ~い!の巻【前編】」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記